Astro Boy Boots

一年中、スノーブーツを探していた。しかし、スポーティになりすぎたり、手持ちのアウターと合わなかったりしてなかなか良いものに出会えないでいた。あるとき、Instagramでかっこいいブーツが流れてきた。

MFCHFというデザイン・プロダクト開発グループによる「Astro Boy Boots (鉄腕アトム・ブーツ)」である。

私はこういうデカい足元が大好きである。というか、細めの脚でひざから下がグラデーションで大きくなっていくようなデザインが大好きである。

始まりは、「ミニモニ。」のキャラクターの塗り絵だと思う。年齢的に幼かったので、「ミニモニ。」が「モーニング娘。」の派生ユニットだとか、矢口真里さんとかもわからなかったと思うのだけど、この特徴的な靴下は当時の幼児向け洋服ブランド「Betty’s Blue」とか「Angel Blue」でも出ていたと思う。懐かしい響き。赤いチェック柄の靴下と同じチェック柄のプリーツミニスカートで「ミニモニ。」の真似をしていた記憶がある。母が子供の服に力を入れていたこともよくわかる。

( ↓ これは新生ミニモニ。らしい)

この、ひざから下の太い靴下(靴下というよりは、レッグウォーマか)と、ポッコリまるい靴である。これが私のどこかに刺さったまま抜けていないのだと思う。

つぎに惹かれたのは、「ANGELIC LAYER (エンジェリックレイヤー)」というアニメのヒカルというキャラクターである。CRAMP原作でアニメ化したもので、「脳の指令で義足を動かしたい、そのための研究費用が必要、同じ技術を使ったゲーム (脳の指令で人形を動かしてバトルさせるゲーム) を開発することで資金とデータを得る」という非常によくできた作品である。主人公が操作する15 cmくらいの人形がヒカルという名前なんだけど、これがめちゃくちゃいい。

この絶対領域の肌見せとひざから下の曲線、そしてあくまでもその曲線の延長でしかないポッコリまるい靴!あああこのデザイン大好きと見るたびに思う。そしてこの赤い光沢感のある素材は、動いたり力を入れたりすると、ちゃんと革・レザーぽい布ずれ音がするのである。グググ…って。最高!あと、くねくねしている紐の先についている金具のパーツには、「ANGELIC LAYER」のロゴが入っている。

あとは、大学に入ってから大乱闘スマッシュブラザーズをプレイして、めっちゃ刺さるキャラがいる!と思った。もうわかる?ひざから下が太いキャラ。

ロックマンです。あんまり作品については知らない。もうこれに関しては腕~手にも同じデザインがされていてとんでもない。

さらに湯浅監督の作品「カイバ」も、足元の形状が大好き。「カイバ」は、身体と脳を分離できるような世界の話。脳=記憶を保存するチップとして自分以外の身体にも入れられるが、記憶の消去も簡単。見た目のいい若い身体 (容器) は高値で売買される。とにかくキャラデザインとアニメーションがかわいい。アンパンマンのキャラデザインと異なるところは、足元までの滑らかな曲線。腕もそう。ポコポコしていて見ていて気持ちがいい。

という感じで、私は上のような形状の足元が大好き。スノーブーツは買わずに、HUNTERのレインブーツを買って、寒さ対策として中に無印のもこもこ靴下を履くことにした。めっちゃ好みのoutfitになっていると思う。

Diary

Anthropology